「この書類にハンコ押して、PDFで送り返してください」
PDFを開いて、印刷して、印鑑を押して、スキャンして、またPDFにして送る。 なんなら、スキャナーがなくてスマホで撮影してトリミング...。
印鑑ひとつのために、工程が多すぎる。
もう2026年なのに、まだこれやってるのか。
実は、PDFに直接ハンコを押す方法がある。 プリンターもスキャナーも要らない。 しかもやり方は1つじゃない。自分に合った方法を選べる。
PDFに印鑑を押す3つの方法
代表的な方法を3つ比較する。
方法1:Adobe Acrobat(有料)
PDF編集の定番ツール。スタンプ機能で印鑑画像をPDFに貼り付けられる。 ただし、印鑑画像は自分で用意する必要がある(スキャンした画像や、別のツールで作成したPNG等)。
方法2:Wordに変換して画像を挿入
PDFをWordに変換 → 印鑑画像を挿入 → 再度PDFに書き出す方法。 Microsoft 365があれば追加費用なし。ただしPDFの変換で レイアウトが崩れやすく、特に日本語フォントは再現性が低い。
方法3:ブラウザツール(ここだけPDF)
PDFをアップロードして、その場でハンコを作成 → 好きな位置に配置 → ダウンロード。 印鑑画像を事前に用意する必要がない。名前を入力するだけで 認印・実印・日付印など日本の印鑑スタイルのハンコが作れる。
「ここだけPDF」で印鑑を押す手順(4ステップ)
印鑑画像の用意は要らない。ブラウザだけで完結する。
1PDFをアップロード
「ここだけPDF」を開いて、印鑑を押したいPDFをドラッグ&ドロップする。 ファイルはブラウザのメモリに読み込まれるだけで、サーバーには送信されない。
2ハンコを作成
名前を入力して、フォントと印鑑タイプを選ぶ。プレビューを見ながら 調整できるので、イメージ通りのハンコがすぐに作れる。
3PDFの好きな位置に配置
PDF上でクリックした場所にハンコが配置される。 ドラッグで位置を微調整。サイズや角度の変更もできる。 複数のページにそれぞれ別のハンコを押すことも可能。
4ダウンロード
「ダウンロード」ボタンを押すと、印鑑が埋め込まれたPDFが保存される。 元のPDFのレイアウトはそのまま。印鑑だけが追加された状態になる。
印鑑の種類と使い分け
「ここだけPDF」では5種類の印鑑が作れる。 それぞれの特徴と使い分けを説明する。
日常的な書類の確認に使う丸い印鑑。 請求書の承認欄、回覧板、社内文書など、最も使用頻度が高い。
篆書体風のフォーマルな丸印。 契約書や重要書類に使われるスタイル。
日付が自動で入る三段の丸印(名前 / 日付 / 部署)。 受領印や検収印として使える。
会社名や屋号を入れる四角い印鑑。 見積書・請求書・領収書の社印として使われる。
承認者の名前が入った小さめの丸印。 稟議書や回覧文書の承認欄に使われる。
サーバーに送らない安心感
「ここだけPDF」の最大の特徴は、 PDFファイルがサーバーに一切送信されないことだ。
印鑑を押すPDFには、契約書、見積書、社内稟議書など 機密性の高い書類が多い。 そういう書類を外部サーバーにアップロードするのは、 たとえ「処理後に削除される」と言われても気持ちのいいものではない。
ファイルがブラウザの外に出ないので、情報漏洩のリスクがそもそも発生しない。 ブラウザの開発者ツール(Networkタブ)で通信を確認すれば、 PDFデータの送信が一切ないことを自分の目で確かめられる。
よくある質問
Q. 電子印鑑に法的効力はある?
日本の法律では、契約は当事者の合意があれば口頭でも成立する(民法522条)。 電子印鑑を押したPDFも、相手方が受け入れれば実務上は問題ない。 ただし、電子署名法に基づく「電子署名」とは異なるので、 法的に厳密な本人証明が求められる場面(不動産契約等)では 別途、電子署名サービスの利用を検討してほしい。 社内文書の承認や、取引先への請求書・見積書には十分使える。
Q. 無料で使える?
無料プランで認印の作成・押印ができる。 4種類のフォントから選べて、枚数制限もない。 実印・日付印・角印・上司印や、追加フォントを使いたい場合は 有料プラン(月額780円〜)が必要。 7日間の無料トライアルがあるので、まずは試してみるのがおすすめ。
Q. スマホでも使える?
ブラウザベースなので、スマホのSafariやChromeからもアクセスできる。 ただし、PDFの細かい位置調整はPC画面の方がやりやすい。 出先でサッと確認印を押す程度ならスマホでも十分。
まとめ
PDFに印鑑を押すために、毎回プリントしてスキャンする時代は終わった。
Adobe Acrobatを持っているならそれでもいい。 Wordに変換する方法も、手間はかかるが不可能ではない。 でも「手軽さ」と「安全性」のバランスを考えるなら、 ブラウザで完結するツールが一番楽だと思う。
特に、ファイルをサーバーに送りたくない人にとっては、 ブラウザ内で処理が完結する「ここだけPDF」は試す価値がある。